えりも町では、多くの公共施設（庁舎・校舎等の建築系公共施設）や、道路・林道・橋梁・上下水道等のインフラ系公共施設等を整備し、行政サービスの提供、町民生活の基盤整備等に取り組んできました。
しかしながら、これらが時間の経過とともに徐々に老朽化し、今後、その安全性と機能性を確保するための維持管理、更新等には膨大な経費が必要となります。
長期的展望においては人口減少による歳入の減少が予測され、厳しい財政状況の中で、これらの課題への対応が求められています。
国では、「インフラ長寿命化基本計画」（平成25年11月）を策定し、国や地方公共団体等が一丸となってインフラの戦略的な維持管理・更新等を推進することとし、地方公共団体に対して公共施設等総合管理計画の策定を要請しています。
以上を踏まえ、「えりも町公共施設等総合管理計画（以下「本計画」という。）」は、えりも町の公共施設等の現状及び将来の見通しを把握し、どのように対処していくべきか基本方針を定めることを目的とし、「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針の策定について」（総財務第75号　平成26年4月）で示された「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」に準拠して策定するものです。

　えりも町では、本計画を平成29年2月に策定し公共施設等の維持管理を推進しておりましたが、この度本計画の見直しを行い公共施設全体の現状の把握を行いました。今後も必要に応じて見直しを行い、適正な公共施設の維持管理に努めてまいります。